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エネルギーシステム研究会 第1回技術講習会

エネルギーシステム研究会の第1回技術講習会が8月24日(月)、中央区環境情報センター研修室にて開催されました。
  エネルギーシステム技術の課題・手法への関心の高さを示すように、80人を超える参加者がありました。


プログラム

 1.開会挨拶:橘 雅哉(研究会幹事)

 2.講義:田中良彦(研究会福代表)
   @設計負荷と実績負荷の相違
   A流量負荷と設計・運転
   Bシステム最適温度設計の方法

 3.システムシミュレーションによる講義内容の確認:小川彰彦(研究会副代表)

 4.次回技術講習会の概要説明

 5.閉会挨拶:助飛羅 力(研究会副代表)



講義のポイント

 技術講習会では、負荷・往返温度差に係わる設計・運転等の手法ポイントについて講義をするとともに、
シミュレーションソフト「Enepro21」を用いたデモにより、講義の内容の理解を深めます。

講義:田中良彦(研究会副代表)

 No.1「設計負荷と実績負荷の相異」
   ・実績の運転負荷データを解析すると冷温熱ともに、小負荷頻度が極めて多い。
   ・従来の冷凍機の台数分割は、3台程度で小負荷に対応できていない。
   ・冷凍機の台数分割を小負荷に対応させるとシステム効率がアップする。

 No.2「流量負荷と設計・運転」
   ・冷凍機システムの起動判断が、現場では「熱量」から「流量」に変更されていることが多い。
   ・冷水の往・返温度差が変動するために、一定の冷熱量を製造するためには「流量」で調整する必要が生じる。
    それゆえ、現場の制御は「流量モード」が用意されている。
   ・「熱量」で計画したシステムが「流量」で運転されると、計画より多くの冷凍機が起動してシステム効率の低下を招いている。
   ・何故、冷水往・返温度差が変動するのか?(複数の要因を解説する)
   ・温度差変動に対応した冷凍機システム「熱媒過流量制御システム」を解説する。

 No.3「システム最適温度設計の方法」
   ・大温度差設計(例えば Δt=10℃)は、省エネルギーシステムか?
    冷水ポンプ動力のみに着目すれば、省エネルギーであるが。
   ・冷凍機システムとしての最適温度設計方法がある。
    冷凍機の特性、冷水ポンプ、冷却水ポンプ、冷却塔ファン動力も含めた総合冷凍機システムとして、
    冷水の往温度・返温度の設計方法を解説する。


システムシミュレーションによる講義内容の確認:小川彰彦(研究会副代表)
 
 電気・ガスのミックスシステム(GE、蒸気ジェネリンク、吸収冷凍機、インバータターボ、ターボ冷凍機、蓄熱システム等)のサンプルで上記の講演に関連するパラメータの変更によりシステムCOPがどのように影響を受けるか、Enepro21によりデモします。

 No.1:「熱量(設計温度差)」で台数制御できたと仮定したシステムCOPと、
     実際に「流量(往還温度差を考慮)」場合のシステムCOPの変化をデモします。
     また加流量制御による解決法を紹介します。

 No.2:基準のシステム(冷水出口温度7℃、温度差5℃、冷却水入口温度32℃)から、
     パラメータを変更した場合(以下のケース)のシステムCOPの変化をデモします。
     @冷水出口温度の変更(5℃〜8℃)
     A設計温度差の変更(5℃から10℃)
     B冷却水入口温度の変更(32℃〜20℃)冷凍機の機種別に入口温度を設定すると共に
       定速ファン、ポール変更ファン、インバータファンの採用による機器のCOP変化及び電力消費量の変化。

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