EPS 21 電力熱負荷予測システム

開発の目的

 集中熱電設備の最適運転を実現するには、24時間の精度の高い当日負荷予測が必須となります。
 弊社のエネルギーシミュレーションEnepro21との連携のため、開発を行いました。

一般的な当日負荷予測
  1. 当日負荷予測を前日の負荷予測グラフから重回帰式・カルマンフィルターを用いた修正方法がしばしば採用され、更に予測精度の向上のために変動要因となる説明変数による修正を加えていますが、多様な価値観の現代においてはこの手法による予測精度の向上はもはや難しいです。
  2. 従来の手法は、フィードバック制御であり時間的な位相の遅れが生じる可能性があり、最適運転支援に支障がでます。

EPS21の特長

1. 当社の負荷予測

 これらの問題を解決するは、人間の活動状況、機器類の稼働状況および当日の気象条件も含めて、全て過去の負荷データに類似のパターンとして反映されているとして、過去データをクラスター分析と近隣法による分析手法により当日負荷を正確に予測できる手法を開発しました。

2. 負荷予測の特長
  • 予測に必要なデータは、過去データ(標準10分周期)のみで当日の気象データも不要
  • 当日負荷予測は 30分先から24時間先まで任意に設定が可能です
  • 実測データを入手の度に予測を更新するので時間を追うごとに精度の高い当日負荷予測が出きます
  • EPS21はライブラリー化してどの様なパッケージにも組込が可能です
  • 電力の当日負荷予測精度はEEP3%以下、熱の当日負荷予測精度は5%以下を実現します
    *EEP とは期間の最大負荷に対する熱負荷予測値の平均二乗誤差平方根の割合を百分率で表したもの
3. EPS21の適用分野
  • デマンドコントロール:Upに対してもDownに対しても正確な予測に基づいて熱源機器の運転変更、CGS及び蓄電池の適切な運用の組み合わせで対応できます
  • CEMS:スマートコミュニティ内の電力負荷、熱負荷を予測し、再生エネルギー、CGS、蓄電池の蓄放電等を統合的に制御する負荷予測の基本ソフトとなります
  • 最適運転支援:Enepro21とSPS21の組合わせにより最適運転支援ソフトEnepro21 Expertを構築します

エネルギー設備の運転支援システムと電力・熱負荷予測システム