熱源設備 最適運転支援システム
Enepro21を集中熱源設備ごとにカスタマイズし,電力熱負荷予測EPS21との連携により、最適運転支援ツールとして進化しました。地球温暖化防止により規制が益々厳しくなるので、発電設備、地域冷暖房、大型ビル、工場、病院、レジャーランド、美術館、市庁舎、商業施設等の熱源設備を最適に運転し、コスト削減とCO2削減を実現します。
首都圏の大規模地域開発にも採用されました!
最適運転支援システムのニーズ
- 電力の自由化、再生可能エネルギーの増加により様々な料金体系の出現、さらに炭素税の導入が始まると、経験に基づいた運転は困難となる
- 技術を持った運転員の確保が難しくなり、人件費の高騰で運転員のシフトを組んでの運転は経営的に困難となる
- 今後の人手不足に対応するには、最適運転支援システムとRPAを一体化した「無人運転」に対応できることが必要となる
システムの特徴
- AI(エキスパートシステム)手法による最適運転支援システム運転指針ごとに予測負荷に対応する最適運転パターンをデータベース化。運転指針のデータベースは自由に追加できる
- 電力、冷熱、温熱、蒸気の負荷予測は、各ビルごとに予測し合成することことができる
- 日の最適運転パターンを「運転評価数値」(システムCOP、CO2排出量、運転コスト、ピーク電力等)で定量的に数値で表示
- 運転員による柔軟な修正機能
- 「負荷の修正」「運転スケジュール」を任意に変更でき「運転評価指数」で変更結果を瞬時に確認できる
- 運転分析機能 任意の過去日を呼び出して最適運転の学習を運転員自らできる機能を装備
運転支援を分かりやすく視覚化
- 負荷を読み込んだ後は、1クリック操作で運転計画を視覚的に提示
- 運転スケジュールは熱量負荷パターンと流量負荷パターンを表示(切り替え表示)
- 運転スケジュールは「能力分担」と「運転時間」でビジュアル表示
- 変更した後の運転スケジュールも瞬時に表示、運転員の学習効果も大きい
- 緊急時や非常時の対応についても視覚的に認識し対応することができる
運転支援システムによる効果
- 運転コストの削減、CO2排出量の削減。 約20%の削減も可能。
- エネルギーの安定供給 / 負荷の変化に対して、様々な事前検討が可能
- 運転管理者が定量的に最適運転を判断できる
- 運転員の教育(運転分析機能の活用・緊急時非常時対応の学習)
- 将来の遠隔地監視運転や完全自動化運転に対応できるシステム
中央監視システムとの連携
- 中央監視システムとの連携で運転スケジュールを出力することができます。
- BEMS等の中央監視からデータを受け取り、本システムで「運転スケジュール」を出力します。これをもとに管理者および運転員は設備の運用を検討し定めることができます。
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